January 2010

明けましておめでとうございます!

年賀あさぎ横.jpg

新年のご挨拶が遅れました。

年末から2週間、沖縄を旅して来ました。
去年は3ヶ月に一度のペースでの展示、展示、展示に追われた一年でした。
そのご褒美に思い切って2週間の旅。
最初の1週間は友達と、残りの1週間は一人で。

すっかり満喫して、空っぽになって帰って来ました。

本当は色々これからのことや、制作のことも考えに、沖縄に行くんだと思って行ったのですが、いざ着いてみたら、あまりの空気の綺麗さ、海の美しさ、自然の素晴らしさ、言葉で表すと大したことなくなりますが、そういう全てのことがあまりにも完璧に素晴らしすぎて、なーんにもいらなくなりました。
だから、なーんにも考えず、ただただ、そこに"いる"ことを感じていました。

一人になったら、色々文章を書くんだろうと思って持って行ったノートは全然使いませんでした。

一日中海を見て、泳ぐでもなく、何もせず、なのに時間がどんどん過ぎる不思議な時空にいました。
自転車で、あてもなくサトウキビ畑をこいでたり、限りなく水平線の空と大地2分割の世界の中で、自然と笑顔が止まらない満たされた気持ちの中にいました。

夜真っ暗な農道に根っころがって、カエルや虫の鳴き声の中で降るような星を見ました。

真っ暗でも、西表のジャングルの中でも、一人でも何一つ怖さはなくて、何かに包まれている、誰かがそっと見守ってくれている、そんな優しさの中にいました。

できることなら、あの素晴らしい夕陽や、星や海や、風や気温、匂いなんかを誰かと共有出来たらもっと素晴らしかったかもしれないけれども、でも多分一人で感じることが大切だったのかもしれません。

絵を描こうと持っていったスケッチブックは少し使いました。

絵を描こうと思ったのは、素敵な絵を描こうっていうわけではなくて、「よく見る」ためにです。
何かを見て面白いと思った時に、写真を撮って済ませてしまうのが殆どなのですが、その時に立ち止まって少し時間をかけて絵を描いていると、じっくりと観察できて、もっときちんと「見る」「感じる」ことができるからです。

それはパリに行った時に気がついて、それ以来の一人旅だったのでスケッチブックを持って行ったのですが、そんな風に「じっくり観察する」ことなんて、沖縄では何にも重要なことのようには思えませんでした。

それよりも、自然の美しさと一体化して過ごす、「知覚する」ってこういうことなんだなあ、一緒にいる、それから自然と笑顔になる、そして、ありがとうっていう気持ちになる。

それだけでいい。と思いました。

1/5で33歳になったのですが、今年の誕生日は日本最南端の波照間島にいました。
それは少し特別な感じの誕生日でした。
その日のうちに石垣に船で渡って、しけの海を渡り、船酔いしてホテルでぐったりしていたのですが、それでも。

そして、東京に着いて、羽田からモノレールで外のビル群を見た時も、大感動。
自然も都会も両方こんなにも大好きなんだ。と思いました。

からっぽになって帰って来たからこそ、こんなにも全てが新鮮で美しい。

ありがたいことです。

今年もどうぞよろしくお願い致します。